感情は生きるパワー

「ミュージカルはなぜ突然歌い始めるのか?」


それは、

「ミュージカル、というジャンルがそういう手法だからです」

といったら答えは早いですが。。。
理由があります。


この理由に、人が活き活きと生きるパワーの源があるのです。


なぜ突然歌い始めるか?といえば、

そこには

「歌いたくなるような感情の流れ、高ぶり」があるからです。

そして、物語をよりドラマティックにする仕掛けがあります。

観客が聴きたいタイミングで曲が入り、登場人物の感情の動きや流れを、歌のメロディー&歌詞が支えているのです。

これは歌だけではなく、ダンスシーンでも同じです。

この感情こそが、人を突き動かします。

そして観客は、登場人物の感情に心動かされ感じることができます。
泣いて笑って、感情を解放する。

ミュージカルを観ると元気になる。その理由がこれです。

人は、感情を動かすことによって活き活きと生きることができる生き物。

楽しい、嬉しい、悲しい、悔しいなど、たくさんの感情を感じることで、生きていることを感じることができます。

そして、観るではなく、演じる側になった時には…

「この役の状況だったら」
どんな気持ちになるんだろう?どんな行動をするんだろう?と考えるようになります。

それは、相手の気持ちを考えることにも繋がり、自分の感情を言葉にする練習にもなるのです。

自分の中にずっと流れ、力となりうる感情へ目を向けましょう。

さまざまな感情が、自分の中に流れています。時には矛盾も生じそれが葛藤を生み出します。

それは決して悪いことではありません。

感じることで、自分の感情を受け入れられるのです。

演じることは、視野を広げることであり、自分を知ることでもあるのです。

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