知的好奇心とは?

“知りたいという「好奇心」は不安解消につながる”
という研究結果が、2023年7月の人格心理学ジャーナルで発表されました。

「好奇心」、よく聞く言葉ですが、「知的好奇心」はご存じですか?

この知的好奇心は、物事に対して興味・関心を持ち、
より深く知りたい、調べたいという欲求や気持ちのことを意味します。
好奇心というカテゴリーの中の1つの種類(知的分野)と考えると分かりやすいようです。

「知的好奇心」という呼び名は、
1970年頃の波多野氏・稲垣氏の研究によりつけられた名称であり、
教育現場における知的好奇心の役割が注目され、
現在も国内、海外問わずに研究や実践報告が継続して行われています。

子どもにとっては毎日が発見の連続の為、
大人になると気にしないような小さな事象に対しても
さまざまな角度から興味をもちます。

子どもの心が動いた時に「なぜそうなるの?」とさらなる情報を求める姿は、
その後の学習意欲や主体性、探求心に大きく影響し
そして子どもが、「もっと知りたい」と考えるようになるという結果がでています。

たしかに、「心からおもしろい!」と感じるものであれば、
自分から調べようとしますよね。

例えば、図鑑を見て動物に興味をもったら、
「これを調べたい!」「実物を見たい!」と本でさらに調べたり
動物園に行きたがったりと、行動範囲を広げていこうとします。

熱中体験を通じて、子どもは努力の仕方や習得のコツを自然に学んでいく。
これこそが勉強の大切な動機付けとなります。

そのため、親が「勉強しなさい」などと強要せずとも、
自分で自分の力を伸ばしていくことができるようになる。
結果、学校の勉強や受験勉強はもちろん、将来の仕事にも役立つスキルを身に付けていける。

こういった経験は、これまで皆さま自身に、そしてお子様にもあったのではないでしょうか。


しかし、「なぜだろう!?」と疑問をもつ知的好奇心は
成長していくに連れてどんどん鈍感になっていってしまうんですよね。

知的好奇心を高める方法としては、

・図鑑や新聞を読み情報をインプットする
・さまざまな場所にでかける
・親が楽しんでいる様子をみせる
・子どもに考えさせる

ことなどがあげられています。

知識と体験が結びついた時
自分が喜んでいる時
共感してもらえた時
に、子どもの知的好奇心は高まるそうです。

S&S Kidsでも、この「なぜだろう?」を大切にレッスンしています。

「知りたい!」という好奇心が、
勉強やレッスンにおいても原動力になることを確信しています。