声を出すことは生命力につながっている

声を思いっきり出す
誰かと声をあわせて歌う
そんな機会がどうしても少なくなっている昨今

まだまだ、
小学校や中学校でも
音楽の授業で歌う時間を減らし
声の大きさに注意して歌うよう指導していると、
耳にしています。

子どもたちがのびのび歌える日々になることを願うばかりですが、
もう少し時間がかかりそうですね。

この状況下の中
声を出すことに無意識に制限をかけてしまっている子
も多いのではないかと感じています。

ミュージカルクラスのレッスンでも、感染対策としてマスクを着用しています。
そして、こまめな換気と空気除菌を徹底し、思いっきり声を出して歌える場を作っています。

歌うことが好きで通い始める子も多いクラス。

生徒さんが歌う時にみせる笑顔や、
仲間と声を合わせる時に楽しそうにする様子は
マスクをしていても感じることができます。

それもそのはず!
声を出すことは生命力につながっている
のです。

元気がない時には、声は小さく弱くなり、
力みなぎる時には、自然に強くハキハキ話しているものです。

昔から人間には、
寂しい時や、怖い時、みんなで力を合わせて何かをする時、
歌を歌う習慣があります。

実際に気分が沈みがちな時に歌うと、
自ずとパワーが戻ってきたり、
誰かと歌うことで、楽しくなり元気になっていたりしますよね。

声を出すことは、
自分の身体を感じ、生命力を感じ
原始的な喜びにもアクセスすることができる!

これは私自身もここ数年のマスク生活を経て確信したことです。

この気付きがあったからこそ
現代の子どもたちに、

より歌う喜びを感じて欲しい!
誰かと声をあわせる楽しさを感じて欲しい!

と強く想います。

ミュージカルナンバーは
登場人物の感情をダイレクトに表現していたり、
交わすセリフを歌詞にのせることも多く、
人間の隠された欲求や想い、願いが加わり、
とてもパワフルに作られています。

だからこそ、
生きる力や誰かと掛け合う楽しさを
歌を通してより一層味わうことができます。

声を出すこと、歌うことこそ、生きる力なのです。

今こそ、歌うことで
子どもたちの生きる力を
育てていきましょう。

ミュージカルナンバーを歌える1回単発の1DAYレッスン
2022年5月29日(日)開催
詳しくは
こちら

        

講師 佐藤真代(ミュージカルクラス講師)

中学生時代のミュージカル観劇を機に舞台に魅せられ声楽やジャズダンスを始める。
陸上部の投てき種目でも活躍しながら、武蔵野音楽大学音楽学部音楽教育学科へ入学。
卒業と共に中学、高等学校第一種教諭免許(音楽)を取得。
S&S Entertainment Studioにて
演技やダンス、パントマイム、日舞、お笑い、殺陣等、
あらゆる表現方法を学びながら俳優活動を行っている。
2010年頃より、ソングライティングをカズンの漆戸啓氏に師事。
オリジナルの世界感溢れるシンガーソングライター活動も開始。
S&S Kids発表会作品等への楽曲提供も行う。
[出演]
アリスインプロジェクト、舞台
絵本の世界を紙芝居と音楽で表現するイベント
「まさよ弾き語り劇場」等のソロLIVE