「ドラマ教育」を知っていますか?
海外で始まり、日本でも取り入れつつある「ドラマ教育」をご存じですか?
日本では長年、演劇教育を取り入れています。
これは、発表会や学芸会など「見せる」劇を作る教育です。
演劇を通して、仲間と協力する、自分の役割を果たす、人前に立つことなどを学びます。
では、ドラマ教育とはどんな教育なのでしょうか?
ドラマの言語は(to do)=「する」
つまり、演技をする。
見せるための演技ではなく、自分が演じることを軸においています。
子どもたちは遊びながらイマジネーションを働かせ、知識を身に着けるものです。
小さい頃によく行う、おままごとや、お店屋さんごっこもその一つ。
葉っぱをお皿にしてみたり、お店の主人になってみたりして遊びます。
そして、小学生になると、ゲーム、スポーツといった遊びに変化していきます。
ですが、まだまだ育てたいイマジネーション力、コミュニケーション能力。
そこで演劇で遊ぶ教育の登場です。
何かに、誰かになってみる。
いろいろなシチュエーションを体験してみる。
遊びながら演じ、想像し、表現し、発見し、興味が湧き、理解し、学ぶ。
歴史上の人物を演じたら、教科書を読むだけでは分からないことにも気づくかもしれません。
先生を演じてみたら、先生の気持ちがわかるかもしれませんし、
動物を演じてみたら、いつもは出さないような声が出るかもしれません。
いつもと違うことをすることで、子どもたちの可能性も広がります。
そして、演劇は相手がいるもの。
漫画や、アニメ、ゲームからでも学べることは多々ありますが、
互いの声を聞く、仕草を見る、そこから情報を得て、どう行動するかを考えてやってみる。
まさしくコミュニケーションの練習です。
ドラマ教育はお家でもできます。
学校の宿題でよくある音読。
親御さんに聞かせるものですが…
一緒に読んでみるのはいかがでしょうか?
声を変えて、キャラクターになりきって。
「上手に読まなきゃ」
ではなく、
「読むことを遊んでみる」
読むことが楽しくなってくると、誰かに聞いてもらいたい。
という欲求も出てくるものです。
ぜひ、取り入れてみてください。